オンライン科学実験教室
STEP
Science & Technology Encourage Program
科学実験&レポート作成で、未来を切り拓く思考力を育成
実験を通して、サイエンスリテラシーを身につける
2024.10月から12月まで3か月間(全6回クラス)
実験予定
小学校1-3年生対象
私は家庭でできる科学実験本を書いてきました。「読むだけではなく実際にやってほしい」と願っているのですが、ママ友などに「実験本は読んでるけど、実際にはやらない」と言われることが多いです。
読むだけでも知識を得ることはできます。でも、実際に実験をしてみると、「なぜだろう?」「こうしたらどうなるだろう?」という好奇心・探究心が生まれます。そして、読んだことより、自分自身で体験したことの方が、忘れにくいし、学びも深いですよね。
そこで、私と一緒に実験をする時間が定期的にあれば、実験をしてもらえるのではないかと考え、オンライン実験教室を始めることにしました。
対象 | 下記の要件を満たす小学校1-2年生のお子様とお母様
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募集人数 | 土曜日クラス(11時) 定員3名 |
期間 | 2024年10月から2025年3月(6か月) |
内容 |
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受講料 | 全期間一括 36,000円(税込)*銀行振込になります |
オンライン科学実験の流れ
実験準備
実験を行うにあたり、ご家庭で用意していただくものを連絡
ワークシートとレポートテンプレートを送付
実験
オンラインで一緒に実験
レポート提出
レポートを提出
コメント返却
講師からコメント
ワークシート例:
実験方法の説明・結果書き込み
レポートコメント例:
写真で送られてきたレポートに個別にコメントします。
1か月の流れ(例)
資料送付
実験
レポート締切
コメント返却
オンライン実験クラス:土曜日11時
いずれも1回45分。
定員3名/1クラス
参加したお母様の声
Q&A
「自分で考える力」ってどういうこと?
「自分で考える力」とは、すでに分かっている知識をもとに、物事を深く掘り下げて、論理的な道筋を立てて、自分なりの答えを出していく力のことです。
「博識であること」に価値があった昔と違って今は、わからないことがあっても、手の中にあるスマートフォンを使えばすぐに答えがわかることがほとんどです。単に「知識がある」ということの価値は、非常に低くなりました。
今のように複雑で変化の激しい社会においては、前例のないことに取り組み、答えを出していく「自分で考える力」が必要なのです。
なぜ「探究」が注目されているの?
スーパーサイエンスハイスクールといった理系に力を入れている高校では、探究活動が必須のところが多いです。そして探究活動をしてきた生徒たちは、大学に入ってからも主体的に学び続け、成績もよいことが多いのです。そのため、大学の推薦入試等で「探究活動」が高く評価されるようになりました。
探究を行うことで、「自分で考える力」が伸びることがわかったため、2022年度からは、高校で「理数探究」という科目が新設されました。今は、「探究科」を設ける高校が増え、人気を集めています。
高校で行う探究とは、「自分で研究テーマを見つけて、研究計画を立て、実験を行い、データを分析し、考察を行い、発表をする」という流れになっています。探究は正に、「自分で考える力」を養うのにピッタリなのです!
小学生から科学実験をした方がいいのはなぜ?
私はこれまで300名以上の高校生の課題研究支援をしてきました。10名以上の生徒が日本の科学コンテストで優秀賞を受賞し、そのうち6名は日本代表として世界大会に派遣されました。彼らは、全員小中学校の時から「課題研究=探究活動」を行っていました。
一方、高校で初めて探究活動を行う生徒の指導は非常に大変でした。まず、テーマを見つけられないのです。見つけたとしても「地球温暖化を防ぎたい」「宇宙の始まりを知りたい」といった壮大なテーマになってしまいがちでした。「自分でどのような実験ができるのか」ということがわからないため、適切なテーマを見つけられないのです。
小学生から科学実験をしていると、「再現性」「数値化」など、研究に必要なことが理解できると同時に、自分なりのテーマを見つけやすくなるのです。
小学校の理科でも、実験は行うのでは?
学校では、クラス全員で、決まった時間内で実験を行います。そのため、自分のペースで実験をすることができません。
「こうしたらどうなるだろう?」「この実験をもう一回やってみたい」と思っても、やることができないのです。
また理科の実験では「すでに答えがわかっていること」を行います。「まだわからないことを自分の力で明らかにする」のではないので、「考える力」の育成にはつながりにくいです。
なぜ、家庭で保護者と実験をするがいいの?
理由は2つあります。
まず、小学校1-2年生が一人で実験をするのは、難しいからです。簡単な操作であっても、なかなかできないこともあります。「これであっているのかな?」と不安に思いながら実験するよりも、保護者の方のサポートを受けながら安心して実験する方が、理解が深まります。
もう一つは子供と一緒に何かを楽しめる時期は意外に短いからです。小学校4年生以上になると、親よりも友達と一緒にすることを好むようになります。親子で実験をすることで、同じように驚き、同じ科学の知識を得ることは、その時だけではなくその後のコミュニケーションを深めることになります。
「一緒に過ごす時間の長さ」ではなく「一緒に過ごす時間の濃密さ」という点で、親子で実験をすることがおすすめなのです。
レポートを提出するのはなぜ?
実験をやっただけでは、驚きや楽しさはあっても、「理解する」まで至らないことがあります。「ふりかえり」としてレポートを作成することで、理解できることが多いのです。
また、日本の小学校では、作文や感想文を書く機会はあっても、レポートを書くことはほとんどありません。作文や感想文は、「私は~思った」というように自分の感想を書けばいいのですが、レポートは、自分が実験して得た結果(=事実)を、ほかの人がすでに明らかにした事実(=教科書等に載っている科学的な理由)をもとに、「~だから、~だと考える」というように記述しなければなりません。
大学生や社会人になってから必要とされるのは、「感想文」ではなく「レポート」です。アメリカなどでは、小学校低学年の頃から「事実」と「意見」を分けて書く練習をし、レポートの書き方も指導されますが、日本ではそのようなことはありません。
文章を書く力は、自然には身につきません。実験のレポートを毎回書いて、添削してもらうことを繰り返すことで、はじめて身につくのです。
代表者プロフィール
代表者プロフィール
尾嶋 好美(おじま よしみ)
女子学院高等学校卒業。北海道大学農学部畜産学科卒業・修士課程修了。筑波大学生命環境科学研究科 生命産業科学専攻 博士後期課程単位取得退学。博士(学術)。
2008年から15年にわたり、筑波大学にて科学に強い関心と興味のある小中高校生向け科学教育プログラムの運営を担当。これまで500名以上の生徒の自由研究を指導し、6名が国際科学コンテストに日本代表として派遣されている。課題研究についての研究で博士(学術)取得。
「おうちで楽しむ科学実験図鑑」「本当はおもしろい中学入試の理科」など、家庭でできる科学実験に関する著書多数。累計13万部以上。中国、韓国、台湾でも翻訳出版。NHK「視点・論点」等の出演や朝日新聞ウェブ論座、東洋経済オンライン等への寄稿も多数。
1男1女の母。中学受験母の経験をいかして、中学受験の理科の個人指導なども行っている。
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